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入院リハビリについて

 365日 毎日リハビリ実施します!

土・日・祝日、年末年始も含め、毎日、患者さんの状態に合わせて、リハビリテーション(理学療法・作業療法、言語療法)を実施しています。

 

退院患者疾患別内訳


リハビリ提供単位 7.8単位/日
リハビリ提供時間 2.6時間/日/人
(2023.1.1.~2023.12.31.実績)

 理学療法科のイチオシ! 最新のロボットスーツリハ

当院では、歩行獲得を目指す患者さんに対して最新の電気刺激療法や装具療法も用い、早期から積極的に立ち上がりや歩行練習をおこなっています。

免荷リフト

筋力低下や運動麻痺などにより、体重を支えることが困難な場合にリフトによって免荷することで、早期の歩行訓練が可能となります。筋力低下や運動麻痺などにより体重を支えることが困難な場合に、リフトによって免荷することで早期の歩行訓練が可能となります。 。

L300Go

足首をもち上げる筋やその筋を支配する神経に直接電気刺激を入れ、麻痺した筋肉の回復を促進します。また、歩きながら電気刺激を加えることができ、不足している筋の働きを補いながらつま先が引っ掛からない歩き方で歩行練習をおこなうことができます。

長下肢装具(ゲイトイノベーション)

膝と足首の両方を同時に固定・制動できるため、重度の筋力低下や運動麻痺がある患者様でも介助下で立ったり歩いたりする練習を進めていくことができます。早期より立位・歩行練習をおこなうことで、廃用を予防すると共に足底からの荷重刺激により脊髄反射を誘発し、脳の神経回路回復の促進、姿勢コントロールの学習に繋げていくことができます 。

ニューステップ

有酸素運動・筋力トレーニングを安全・効果的に行える機器です。低負荷から高負荷まで設定でき、全身運動のほかに腕のみ・脚のみの運動も可能です。回転式の低床型シートのため、車椅子からの乗り降りも可能で、高齢者の方の運動にも安心して使用できる機器となっています。

重心動揺計

立位や片足立ちの姿勢を測定し、身体の揺れや体重がかかっている部分などを数値化できる機器です。術後や受傷後の姿勢の不安定性や重心を測定し、姿勢やバランス機能・歩行の評価に使用します。

 

 理学療法科のイチオシ! リハビリテラス

当院には4階のリハビリテーションルームと隣接してリハビリテラスがあります。 テラス内にはスロープや砂利道・段差などを設置しており、屋外を想定した環境で訓練を行うことが可能です。また、景色が良く開放感もあるため、訓練中の気分転換としても利用されています。

 

 作業療法科のイチオシ! 個人の状態に合わせた応用的訓練

ひとり暮らしの方や職場復帰を希望されている方など、患者様の必要に合わせ、様々な応用的訓練も行っています。

手段的日常生活動作(IADL)の獲得

IADLとは日常生活動作に関連した買い物・料理・掃除などの幅広い動作のことで、薬やお金の管理、趣味活動、公共交通機関の利用などの動作も含まれます。

家事動作や買い物、公共交通機関の利用が必要な方に対して院外での訓練も実施しています。実際にリハビリスタッフとスーパーまでの買い物訓練やリハビリ室での調理訓練、バス・電車の利用などをおこない、退院後の生活に向けてサポートしています。

 

職場復帰に向けて

復職を希望されている方に対し、仕事の特性(通勤や仕事内容)に応じた様々な評価をおこない、リハビリを実施しています。体力向上に向けたトレーニングやパソコン作業、重量物運搬などの練習をおこなっていき、また脳血管疾患により高次脳機能障害を有した場合には思考過程を必要とした作業など様々な訓練を実施しています。高次脳機能障害の方の社会復帰を支援する事業所等とも連携をおこなっています。

 

 作業療法科のイチオシ! ニューロリハビリテーション

随意型電気刺激装置(MURO)

当院では、上肢の運動麻痺改善を目指す患者様に対して電気刺激療法を導入しています。この機器は手首や指を曲げ伸ばしする筋肉に電気刺激を入れ、筋肉の回復を促します。また、回復に合わせた動きの練習も可能であり、より使いやすい手に近づけていきます。

 

 作業療法科のイチオシ! ADLルーム

廊下幅やキッチンの高さを自宅に近い状態へ調整して訓練をおこないます。玄関・トイレ・風呂にはその場で位置を変更できる手すり等の機能を備え、また様々な形態の扉や取っ手があるため、自宅に帰ったときにどういった環境が適しているかを検討することができます。買い物袋を玄関から運んで冷蔵庫へ入れる、ダイニングテーブルでの食後に畳で休憩する、車椅子昇降機などの福祉用具の使用練習などの生活活動の練習も可能です。

  言語療法科のイチオシ! 自動車運転再開に向けて

体調変化に起因した事故がニュースで大きく取り上げられることも多く、最近ではそういった事故への予防対策として、すべての方に免許更新あるいは申請時にご自身の疾病の状態を自己申告することが義務づけられています。

 

主に脳卒中後の自動車運転再開を検討されている方に対して、運転が安全に可能か評価を専門的な視点で言語聴覚士、作業療法士、理学療法士がおこなっています。 また、八尾自動車教習所との連携により実際に教習所で乗車し、運転の確認もおこなっています。必要に応じてリハビリスタッフも同席しています。

ドライブシュミレーター

ドライブシュミレーターとは、さまざまな道路状況や運転条件下での走行や、ドライバーが走行中にどのような反応をしながら運転するのかをシュミレートする装置です。

当院では、ドライブシュミレーターが導入されることで、机上での評価・訓練よりもさらに客観的、かつ実践的な評価・訓練が可能となりました。 練習では、夜道や雨、雪道、高速などのシュミレーションも体験することが出来ます。

 

自動車運転再開の主な流れ

退院までの期間に
自宅環境に合わせた
リハビリテーションを行います。

ある患者さんの1日スケージュール

患者さんの病態に合わせ、理学療法士とともに立ち上がりや歩行練習を行ったり、作業療法士とともに身の回り動作(着替え、食事、排泄、整容など)や 書字・家事動作などの練習をします。 また、会話や食事の飲み込みにも障害がある場合は、言語療法士とともに練習を行います。

※理学療法・作業療法・言語療法合わせて1日2時間~3時間のリハビリテーションを実施します。(疾患によってリハビリの最大時間は異なります)

ご家族に、患者さんのリハビリ状況をより知っていただけるよう、当院では以下のような取り組みをおこなっています。

リハビリ見学

患者さんがリハビリしている場面を、いつでも見学していただけます。 また、主治医による定期的な病状説明の日に、患者さんのリハビリ場面を見学していただくことも可能です。ご不明な点や退院後の生活で不安に感じていることがあれば、その都度気軽にセラピストにご相談ください。

自己管理カルテ

病室には患者さんごとに、『自己管理カルテ』を置いています。 『自己管理カルテ』とは、患者さん、ご家族、病院スタッフとの情報交換ノートのことです。 中には何でも記入欄を設けており、日中の面会が困難であり、時間の都合が合わず直接やり取りが難しいご家族に対し、患者さんの状態やお伝えしたいこと等スタッフよりコメント記載をさせていただきます。 またご家族からもご要望やご不明な点があれば気軽に記載していただけます。記載いただければ速やかに返答させていただきます。

 

退院された後、安心して、安全に生活していただけるよう、当院では以下のような取り組みをおこなっています。

様々な職種と連携し、情報を共有しています

主治医、看護師、ソーシャルワーカー、管理栄養士、リハビリスタッフ間で、患者さんのリハビリの進行状況、病棟での生活の様子を共有し、今後の目標や方向性等を話し合っています。

介助指導の実施

退院後の生活で介助が必要な場合、不安を感じている方に向け、リハビリスタッフがご家族様へ介助指導を行う機会を設けています。

家屋評価の実施

病院を退院して在宅の生活を始める前に、担当理学療法士・作業療法士が入院中にご自宅に伺い、病後の身体に合わせた家屋内での環境作りを一緒に考え、最適な提案を行っていきます。

退院後の生活を考えたとき・・・

退院後も安心・安楽に暮らしていけるようにサポートします!

住宅改修の提案手すりや段差解消など
転倒の危険性を考慮し
提案・アドバイスを行います。

福祉用具の提案手押し車やシャワーチェアなど
必要に合わせた物品を
提案・紹介します。

環境に合わせた動作指導自宅環境や生活様式に合わせ
動作指導を行います。

家族様への介助指導家族様の介助が必要な場合
介助負担の軽減に向けて
介助指導も行っています。

 

 

 退院後のリハビリフォローについて

退院後も継続してリハビリが必要な方に対して、フォローさせていただきます。

・在宅復帰率91.6%
・退院患者数567名
・平均在宅日数60.4日

 

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