言語療法
言語療法ではことばによるコミュニケーションに問題がある方や、摂食・嚥下に問題がある方を対象に専門的に支援します。
当院言語療法科の対象となる障害
- *失語症
- 脳卒中や交通事故による脳の損傷後に、「聴く」「話す」「読む」「書く」のことばの4つの側面に困難が見られる場合の症状をいいます。
- *構音障害
- 唇、舌、のどといった喋ることに必要な器官の麻痺などによって、呂律が回りにくくなり、話しことばの発音が不明瞭になることをいいます。
- *摂食・嚥下障害
- 食べ物や飲み物がうまく飲み込めずにむせたり、口やのどに飲食物がひっかかったりする障害をいいます。
- *高次脳機能障害
- 脳卒中や交通事故による脳の損傷後に思い通りの動作をすることや、注意・集中すること、記憶力など、脳が複雑な働きをすることが難しくなった場合をいいます。
- *認知症
- 以前は正常であった脳の知的な働きが低下して記憶が低下、気持ちや行動に変化がみられ、仕事や日常生活に困難が出てくる状態をいいます。
言語療法の訓練内容
嚥下訓練口や舌の筋力を鍛える訓練や、実際の食物を用いて飲み込みの訓練を行います。
高次脳機能訓練注意力や記憶力を高める訓練を行います。
失語症訓練絵カードを用いて言葉の練習を行います。